音感弱者成長記録

音楽制作方面の活動記録。余談記事多め。

メロディーに対するコードの付け方(基礎編その1「メロディー構成音で考える」)

こんな人向け

・いいメロディーを思いついたが、コードの付け方がわからない

・既存の曲のコードを特定したいが、音源を聴いてもわからないので手掛かりが欲しい

 

 

メロ先(メロディー先行)での作曲や耳コピをしていると「この部分のコードは何をつけるべきなのか」悩むことがあると思います。

様々な要素が絡むため理想的なものを作ろうとするほど判断は難しくなるのですが、ここでは「簡単でありながら最低限不自然でないもの」を作ることに注力し、「メロディー構成音を判断材料にする」方法を紹介します。

 

 

主要三和音(Primary Chords)で三択まで絞る

「なぜ主要三和音なのか」は長い話になるため最低限だけ説明すると「基本的な曲の流れはこの三和音の役割(トニック、サブドミナントドミナント)で成立するから」です。

三和音の構成はキーによって変わりますが、簡単のためにここでは「キーをCメジャー」とします。トニックのコードはCメジャー(C,E,G)、サブドミナントのコードはFメジャー(F,A,C)、ドミナントのコードはGメジャーセブンス(G,B,D,F)となります。

主要三和音の各コードの構成音を把握した上でコードをつけるメロディーを見ます。まずは「小節毎に1コード」つけるつもりで考えます。

 

 

メロディーの小節内にある音で「よく出てくる音」「長く伸ばしている音」を重視し、三択から選ぶ

 

例えばある小節を見たとき、「C,Eの音がよく出てくる」としたらその小節は構成音にC,Eを含むCメジャーが馴染む可能性が高いです。またロングトーンでAがずっと鳴っている」といった場合は構成音にAを含むFメジャーが馴染む可能性が高いです。

 

 

ここまでのまとめ

コード付けに迷ったらまずは「メロディーの構成音と共通する音の多い主要三和音」から選んでみる!

 

 

次回予告

「え、それだとGのロングトーンで伸ばされてる小節はどうするの?」とか疑問が湧きます。確かに今回の方法では「複数の主要三和音に共通する構成音からなるメロディー」に対処できません。なので次回で「コードの自然な流れ(強進行)を踏まえたコードの付け方」を紹介します。

 

 

最後までお読み頂きありがとうございます。