音感弱者成長記録

音楽制作方面の活動記録。余談記事多め。

PS4コントローラー(DUALSHOCK4)をMac上のDAWで使う方法

こんな人向け

・ゲームのコントローラー(PS4のDUALSHOCK4かXBox360 Controller)をMac上の音楽制作で使いたい人

ゲームコントローラーをDAWで使う上でのマッピングの一例が知りたい人

f:id:phase_B:20200205234051j:plain

Photo by Nikita Kachanovsky on Unsplash

準備するもの

ゲームコントローラー(DUALSHOCK4 or XBox360 Controller)

・App「Joystick Mapper」

Joystick Mapper

Joystick Mapper

  • Chibata Creations
  • ユーティリティ
  • ¥610

 

ここではDUALSHOCK4をLogic Pro Xで利用する設定方法を書きます。

 

方法

1.コントローラーをMacBluetoothで接続する

2.Joystick Mapperでコントローラーからの入力にキーを割り当てる

3.DAW上のキーマッピングを調整する(しなくても使えるが最適化したい人向け)

 

手順解説

1.コントローラーをMacBluetoothで接続する

参考ページ

support.apple.com

このページでコントローラーとMacのペアリング、ペアリング解除がわかります。

しかしこの時点ではまだコントローラーをいじってもMac上のカーソルも何も動きません。

 

2.Joystick Mapperでコントローラーからの入力にキーを割り当てる

App「Joystick Mapper」をMac App Storeで購入、インストールします。

Joystick Mapper

Joystick Mapper

  • Chibata Creations
  • ユーティリティ
  • ¥610

 類似アプリがいくつか見受けられそれらの方が安いですが、類似アプリは開発元の更新が何年も前に止まっており、サポートの面で心配だったので私はこれを選びました。

結論としては特に不具合もなく選んで正解だったと思っています。

 

App「Joystick Mapper」を起動して各ボタンやスティックにクリックやキーボードの入力を割り当てます。

まっさらな1から設定することもできますが、最初は「File→Load Examples」からPS4 Gamepadに対応したプリセットを呼び出し、編集していくのがわかりやすくて良いと思います。

 

f:id:phase_B:20200205230618p:plain

プリセット選択画面 名称の右に浮かぶレンチの場所をクリックすると編集できる

 

 

f:id:phase_B:20200205230738p:plain

右がキーの割り当て画面。3Dスティックの感度まで調整できる。

この画面でコントローラーのボタンをいじると、対応している割り当てが光ってJoystick Mapper上の名称と実物のボタンの何が対応しているかわかります。

この編集画面を閉じればMac上でコントローラーが動かせるようになります。

 

3.DAW上のキーマッピングを調整する

最後にDAW側のキーマップ設定をコントローラー利用に最適化して仕上げです。

Logicなら一度試運転できる空のプロジェクトを立ち上げて、「キーコマンド」から使いやすいように設定を編集していきましょう。

f:id:phase_B:20200205232039p:plain

Logicのキーコマンドはここから呼び出せます

f:id:phase_B:20200205232120p:plain

ここで各入力に対応したLogicのリアクションを確認・編集できます

 

設定したら忘れないようにLogicプロジェクトのノートパッドに対応させたものをメモっておくのをオススメします。

f:id:phase_B:20200205232557p:plain

私の設定割り当てメモはこんな感じ

以上で完了です!お疲れ様でした!

 

ゲームコントローラーを使う利点

いろいろ試して気づいたのは

・録音ボタンが遠隔で操作できる(レコーディング時に録音ブースから移動しなくてよくなる)

・オートメーションカーブがマウスより格段に書きやすい

ゲームコントローラーの洗練された形状で手に馴染み疲れにくい

といったことが挙げられると感じました。

 

あとがき 今回の着想について

私は以前からオートメーションカーブをマウスで書くことに困難を感じていたので、もっと手軽で綺麗に書くツールはないかなと考えていました。

液タブ使う人もいるけど高い。。。

赤外線コントローラー使う人もいるけどこれも高い。。。

そこで最近使っていなかったDUALSHOCK4を思い出し、Macで使えないかを調べたところ使えるとわかって情報を集めました。

自分の設定過程まで整理してまとめ、今回の記事にしました。

結果として良い制作ツールとなったと感じるし、ブログのネタにもなったので良かったです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。お役に立てれば幸いです。