音感弱者成長記録

音楽制作方面の活動記録。余談記事多め。

思いついたメロディーの音を簡単にとる 曲のスケールの把握 (初心者向け)

こんな人向け

・作曲超初心者で絶対音感相対音感共に無し

・スケールの概念は知ってるけど、それを使って音を効率的に探れることは知らない

・メロディーが思いつくが、音の高さがわかって記録する前に忘れてしまう

 

はじめに

 

作曲を意識していると、メロディーが浮かんだときに「それがどんな音を使っているのか」知る必要が出てきます。

 

そこでピアノやギターを手に取り、脳内に浮かんだ音を探そうとしますが、音の高さはド、ド#、レ、レ#、ミ、ファ、ファ#、ソ、ソ#、ラ、ラ#、シの12種類あり、何の手掛かりも無しに探すのはかなり大変です。探しているうちに浮かんだメロディーがあやふやになってしまうかもしれません。

 

ここから本題。

 

そこで手掛かりとなるのが「曲のスケール」です。PopsやRockなど、馴染み深い曲に使われている音は実は「ほぼ7種類」だけに絞ることができます。←ここ1番重要!

これを知っているだけでも音の候補を12種類からほぼ7種類に減らすことができ、効率を上げることができます(「ほぼ」がつく理由は補足に後述します。)

 

スケールには12種類(※メジャー・マイナーや異名同音を区別すると30種類ありますが、単旋律の音を拾う分には12種類で十分事足りるので簡略化します。)それぞれ候補となる7種類の音が少しづつ異なります。

例えばスケールが「C」であるとすると、使う音は「ドレミファソラシの7音」になり、スケールが「G」ならば使う音は「ソラシドレミファ#の7音」になります。

 

じゃあ「自分が思いついたメロディーのスケールは12種類のうちのどれなのか?」と気になりますが、それを特定する手段は簡単です。

 

まず手掛かりなしで頭に浮かんだメロディーを10音くらいとってみます。とった音から音の種類として何を使っているか、一度書き出します。

 

例えばとった音から「レミファ#ソラシド#」を使っているなら、その曲のスケールは「D」だとわかります。スケールが「D」だとわかれば、その先のメロディーを作っている音は「レミファ#ソラシド#の7種類」である確率が極めて高いです。

 

まとめ

 

1.メロディーが浮かんでも手掛かりなしで音を取るのは大変

2.とりあえず浮かんだメロディーから10音くらいとってみる

3.とった音からスケールを特定する

4.スケールの音がメロディーのその先の部分も作っている可能性が高い

5.音の候補を7種類に絞ることができ、音を取る時間や気力を減らすことができる!

 

各種スケールについては「楽典 スケール」などで検索すればより詳しくアカデミックに書いてあると思うのでここでの細かい説明は省きます。

 

 

補足

 

スケールの7音以外の音が浮かんだメロディーに出てくることもありますが、そうした音は「短い音」や「少し流れに引っかかりを感じる音」であるはずです。スケールが特定できない場合はそうした音を「スケール外の音かもしれない」ことを念頭におき、スケールを再考してみてください。