アナログシンセの演習問題付き教科書「Syntorial」
こんな人向けの記事
・アナログシンセ(MASSIVEとかSylenth1とか)を使えるようになりたいが、イメージした音を作るにはどうすればいいかがわからない
・Syntorialの購入を検討しているが、実際使って勉強している人(このブログの筆者)の意見を参考に知りたい
この記事からわかること
・Syntorialが他のアナログシンセ勉強方法と比べて優れているところ
・199あるSyntorialのレッスンのうち、158まで終えてみて実際どんなことができるようになるのか
今まで買ったプラグインの中でも「本当に買ってよかったと思うし、音楽製作をしている友人に薦めたい」といえるものなので、紹介しようと思います。
「Syntorial」は「アナログシンセの演習問題つき教科書」といえるソフト
Syntorialは平たく言えば「スタンドアロンでも動くプラグインアナログシンセ」なのですが、その最大の特徴は「音声付きレッスン動画で、実際の音を聴きながらアナログシンセの音作りを学べる」ということです。
シンセの音作りはCDつきの本でも学べますが、実際かなり困難であると思います。
なぜならフィルターやレゾナンスの微妙な掛かり具合の違いや、波打つような音が「LFO由来」なのか、「UNISON由来」なのか、「オシレーター1と2のピッチのずれを利用したもの」なのかはかなり音色に対して相当に敏感な人でもない限り、他者の判定がないとわからないと私が感じたからです。
その点でSyntorialでは「お手本と同じ音を作る問題」を通して学習者は実際に出音を確かめながら試行錯誤し、結果を判定してもらえるからです。
音作りの各パラメーター(ボリュームやフィルターやオシレーター波形の種類など)で違うところがあれば、その部分が赤く表示されて違っていたことがはっきり確認できます。
また各レッスンの最初には題材として扱うモジュールの基本的な考え方や音の印象の違いを解説した動画があり、音作りの判断材料として用いれば無駄足を踏みすぎることがなく、合理的に「どうしたらその音になるか」が考えられるようになります。
村人B(筆者)が勉強の成果わかるようになってきたこと
・曲を聴いていてシンセの音が判別できるようになり、それがどんなモジュール(DELAY、REVERB、DISTORTION、LFOとリンクしたパラメーターなど)がおおよそ検討がつく
・頭の中でこういう音が出したいと思ったらだいたい形にできる
・アナログシンセ以外にも各種エフェクトのかけた効果が予測できるのでミックスやギターの音作りにも応用してイメージを形にする方法がわかる
まだ199全てのレッスンを終えてはいないので今後もわかることが増えると思うと楽しみです。
まとめ
Syntorialはアナログシンセを理論と実践の両輪で体系的に学べるソフトウェア。
シンセだけでなく、各エフェクトモジュールの使い方もわかるようになるのでギターの音作りやミックスの勉強にもなる。
最後まで読んでいただきありがとうございます!