あれ?通り・・・抜けた・・・? 今週のお題「人生最大の危機」に際して
今週のお題「人生最大の危機」
※怖い話注意
人生最大の危機は別にありますが、夏なので恐怖体験を書くことにします。
あれ?通り・・・抜けた・・・?
かなり印象に残っていて、10年以上経った今でも憶えています。
私が小学5年生のとき。
時間にルーズな私は、放課後の塾に間に合うギリギリの時間に家を出ました。
急いでいて自転車を飛ばしていた私は、交差点に差し掛かったとき「危機」に気づきました。
自転車に乗った初老のおじさんが前方からこっちに向かって突然現れたのです!
後から考えれば前方左手にあった塀が「死角」となってそこから出て来たとわかります。
私は狭い歩道を走っていて左には民家の塀、右には歩道と車道を隔てる縁石があり左右に避けることができません!しかも自転車を飛ばしていたので衝突すれば大怪我になりえます。
「ぶつかるっ!」そう思った私は反射的に目を強くつぶりました。
つぶっていたのは多分1秒も無かったと思いますが、長く感じました。
するとぶつかった衝撃が・・・あれ?無い・・・?
おかしいと思い、目を開けて振り返るとそこにおじさんの姿はありません。
事故にならなかったことにホッとするとともに、塾に急いでいたことを思い出し私はその場を後にしました。
今でもよく使う道なので何度も確認しましたが、やはり避けられるようなスペースはなく、運良くすれ違ったとしても1秒そこそこで姿を隠せる曲がり角もありません。
時間帯がいわゆる「逢魔が刻」だったのでそういう存在が現れやすい条件だったのかもしれません。
おしまい。
自転車事故は身体的にも経済的にもシャレにならないので気をつけましょう!
私はこのことがあってから急いでいても「死ぬくらいなら遅刻の方がずっとマシだ」と考え安全運転しています。