melodyneを使ってメロディー音程を簡単にとる方法(essentialで可能)
こんな人向け
・メロディーが思いついたので音程をとっておきたいが、音感がなくて時間と労力がかかってしまう人
今回はブログタイトルに相応しい内容で、まさに「音感弱者生存戦略」となるものです。
歌ったオーディオデータをmelodyneに読み込ませるだけ!
melodyneと言えばピッチ補正ソフトの大定番です。
そんな先入観から「歌った後の調整に使うもの」とだけ考えてしまいがちですが、作曲の最初期の段階である「メロディーを探る」ことに大きく貢献します。
melodyneはピッチ補正ソフトであるので「歌ったピッチを表示してくれる」のです。
melodyneの開発元であるCelemonyの公式ページはこちら↓
具体的なフローは
1.メロディーを歌ってiPhoneのボイスメモやオーディオインターフェースに繋いだマイクで録音し、オーディオファイルを作成する
2.DAW上でmelodyneを立ち上げ、歌ったオーディオファイルを読み込ませる
3.エディタ画面に歌の音程が表示されてる!(終わり)
めっちゃシンプルです。
具体的にLogic Pro X でやるとこんな感じ
最初にプロジェクトファイルにオーディオトラックを立ち上げ、インスペクタでmelodyneをインサートします。
トラックに歌を録音します。私はオーディオインターフェースに繋いだマイクで録音しています。
melodyneを表示し、ウインドウ左上の「Transfer」をONにした状態で録音したものを再生すれば、エディタ画面に歌のピッチが表示されます!
仮に音痴で正確なピッチは取れていなくても、メロディーの上下の度合いなどはかなり参考になると思います。
この画面の情報を参考にすれば、ピアノなどで正確な音程を探るのがかなり楽になります。
まとめ
歌ったオーディオファイルをmelodyneに読み込ませればエディタ画面で音程が把握できる!
余談 ある休み時間、耳に挟んだ会話
学校で休憩していたところ、休憩スペースで
「夏休みの作曲の課題終わった?私全然できない。歌詞しかかけてない。」
という発言を耳にしました。
ひとりでできないから学びに来ているのでできないことは大きな問題ではありません。
しかし今回私が紹介したメロディーの取り方を知っていたなら、歌詞だけでなくメロディーも提出できたのではないかと思いました。
メロディーが決まっていればコードの付け方はかなり絞れるので、もしかしたらハーモニーもつけていけたかもしれません。
メロディーが決まっていればリズムも浮き出てくるので、もしかしたらなんらかのリズム楽器やストロークパターンも提示できたかもしれません。
メロディー、ハーモニー、リズムが決まっている状態なら、成果を提出された先生もより具体的なアドバイスができたかもしれません。
実現しなかった未来の話をしても仕方はないのですが、これから作曲をする人が「難易度を下げる工夫」を知っていたらちょっとだけいい未来にできたかもしれない。
そんな思いで今回の記事を書きました。
以上!最後まで読んでいただきありがとうございます!
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